MRI 2023年度 オプトアウト

2023年度 オプトアウト(公開が必要な研究)

「心臓MRIにおける脈波と心電図の同期がT1値に及ぼす影響についての検討」

情報公開文書(単施設用)
研究機関名:旭川医科大学

承認番号
課題名心臓MRIにおける脈波と心電図の同期がT1値に及ぼす影響についての検討
研究期間実施許可日 ~ 2028年4月1日
研究の対象2022年1月1日~2023年12月31日までの間に、旭川医科大学病院循環器内科に通院または入院し、心臓MRIを撮像した方。
利用する試料☑診療情報(詳細:年齢,性別,心電図,心拍数,病歴,検査結果,MRI検査から得られた画像情報,画像から測定した心臓のT1値に関する情報等)
□手術、検査等で採取した組織(対象臓器等名:    )
□血液
□その他
研究の意義、目的心臓MRI検査において,心筋の縦緩和時定数(T1値)測定は,心筋T1値の定量的評価が行え,拡張型心筋症,アミロイドーシス,ファブリー病等の診断に有用であると報告されています。T1値測定のための撮像(以下T1map撮像)は,通常心電波形を用いて心臓周期の拡張期に撮像タイミングを合わせる心電図に同期させて撮像しますが,高磁場下における心電同期での撮像の際には,装置の高磁場が原因となり患者の心電波形を装置が正確に認識せず,心電図が上手くとれない場合があります。一方,脈波に同期させることで心電図が上手くとれない患者でも,装置の磁場の影響を受けないため,容易に撮像が可能となります。しかし,脈波波形は心臓から検出される波形ではないため、そのまま撮像に用いても心電同期法と撮像タイミングが異なり,拡張期で撮像できない可能性があります。本研究では心電同期・脈波同期両法でT1map撮像を行い,得られたT1値,波形を測定・解析し,撮像タイミングの違いによる影響を評価することにより,撮像困難症例において脈波同期法による撮像が,心電図同期法による撮像と代替できるかを検討します。
研究の方法心電図同期と脈波同期で行ったT1値測定の結果を比較します。
その他当研究は,当院に設置されているシーメンスヘルスケアのMRI装置で撮像した画像を用いて行いますが,本研究の利害関係については旭川医科大学利益相反審査委員会の審査と了承を得ています,また,本研究の経過を定期的に旭川医科大学利益相反審査委員会へ報告等を行うことにより,研究者と企業との利害関係について適正にマネジメントし,公平性を保ちます.
お問い合わせ先本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい.ご希望があれば,他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で,研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい.また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので,下記の連絡先までお申出ください.その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません.

照会先:
所属:旭川医科大学病院 診療技術部 放射線技術部門
氏名:森 直人(放射線技師:研究責任者)
電話番号:0166-69-3430
   
試料・情報の管理について責任を有する者
旭川医科大学 学長 西川 祐司